2011年04月17日

平和を願う 徳川家康を祀る神社 久能山東照宮

face06静岡インターから車で20分ほどの場所に
久能山東照宮があります。



仏教の信仰心を熱く持ち、太平の世を築いた徳川家康を祀る神社です。

「遺骸は久能山に埋葬すること」という家康の遺命の通り、二代将軍徳川秀忠公
造営を命じます。
国家事業であったため、大規模でスピーディな工事がはじまります。
当時とても有名で優秀であった、大工棟梁の中井正清が一年七ヶ月という期間で作り上げられました。
中井正清は二条城、仁和寺、名古屋城を手がけた人物ですemoji12
手がけた建築物からも中井氏のひっぱりだこぶりがわかりますicon16

相殿には、織田信長、豊臣秀吉も祀られていて。
かなり豪華icon12


参道は、久能山東照宮山下にある石鳥居から数えて1159段の段数face08
「いちいちご苦労さん」と呼ばれています。
しかしながら、静岡鉄道日本平ロープウェイという楽ちんな方法で、
拝観に。
(ロープウエイは日本平ホテル近くから乗車できます。)

海が見える美しいロケーション


りっぱな山門をくぐります。
かわいい獅子icon06
久能山東照宮は、あうんの美学
よく見ると、あの口、うんの口をした獅子やお侍さんが対となっています。


建物ひとつひとつの配置が、景色とともに計算されている!美しいface06




そしてこちらが、国宝指定をされた 社殿です。
大工棟梁の中井正清晩年の傑作ということで、国宝指定されたとのことです。






「当時最高の技術と、芸術が結集されている。」
ドラマが感じられます。

細部にまでこだわり、色使いが・・・・。
とかそんな理屈より、ひたすら美しさを感じたり、なんとなく歴史のにおいを感じたり
という方がしっくりします。

ぽーっとなるってこういうことicon06

こちらの社殿は南西を向いているそうで、参拝者は北東を向いて拝むということです。
その延長線上にあるのは、
富士山

さらにその先には 日光東照宮 となるそうです。

そして、徳川家康が、埋葬された神廟(しんびょう)
へ。

先程の社殿のあった豪華でにぎやかな場所と
うって変わり、静寂な場所です。




自然の中でマイナスイオンたっぷりなとても静かな場所。

戦国時代を平らげ、平和な世を築いた家康の
思いと願いが、詰まっている場所。
私自身も心穏やかになりましたface06

信仰心厚い家康と静岡。
お寺巡りをしていると、徳川家康との係りに触れることが多々あります。
そんな歴史をさらに深く感じながら、静岡の素敵なお寺と仏像めぐりを楽しみたいと感じました。

歴史を感じながら、お寺めぐりをする。
お寺めぐりをしながら歴史を感じる。

鶏と卵のお話のようですが、まだまだ奥が深いです。



久能山東照宮
静岡県静岡市駿河区根古屋390













  


Posted by niconicori at 15:12Comments(2)神社 静岡県中部