2011年12月26日

仏像彫刻初体験♪

木喰上人の気持ちを味わいたくて、
初体験してきました♪

木喰上人とは、特定の寺院や宗派に属さず、全国を遍歴して修業した仏教者を行者あるいは遊行僧(ゆぎょうそう)などと称したが、木喰はこうした遊行僧の典型。日本全国を旅し、訪れた先に一木造の仏像を刻んで奉納した。

SBS学苑静岡校にて、開催された、仏像彫刻体験講座は、
レギュラー教室の生徒さんの様子を見ながら、
お地蔵様を彫り、仏像彫刻に触れるという内容です。

体験講座には、8名の応募があり、レギュラーの方は30人くらいいたようです。
とにかく大人気

早めに到着した私は、レギュラーの方の作品を、遠慮がちに、遠目から見ていたのですが。レベルが高い!皆さんすでに仏師
千手観音らしき仏様を彫っている方も。
とんでもない講座だ~!face01
もはや、生徒さんが神様に見えてきた。

それもそのはず、講師の先生がすごい!

大和宗雲先生は、大佛師松久宗琳先生に師事し金閣寺の秘仏(足利義満像)、成田山五大不動明王製作など
素晴らしい仏像を彫刻され、全国をとびまわっている先生です。
現在は伊豆に在住されています。

とんでもないすごい先生の教えをうけることができるなんて、
仏像を彫る前からすでにテンションMAX~!!!

(大和宗雲先生の情報 http://www.butuzo.com/busshi/index_m.html

そして、自分自身も、仏像彫刻を。
作品サイズは 約16センチ×7センチの板にお地蔵さんを彫るという内容です。
半分立体的な感じです。

まずは、お地蔵さんの絵を木に写し、光背部分からけずっていくのですが、
かなり力が必要。結構大変。
そして顔の部分、足の部分と厚みがある部分を彫りながら、細かい所を彫りすすめてゆきます。

沢山の、木屑がでます。

そして、手にはまめも。

気づいてみたら、4時間トイレも行かず、ただただ、ひたすら彫り続けていた。

「こんなに長時間ひらすら集中することなんて、最近無かったなあ~」体験している他の方もびっくりしていましたface01

とってもすっきりしている。なんだこのおだやかな心境は!

仏像めぐりとはまた一味違う清々しさ、自分自身が仏様になったような気分になるというか・・・。←いつも、大げさ

宗雲先生が、
仏像彫刻で出た、木屑は日ごろのストレスであって、仏像を彫ることが、自分自身に向き合うことであり、自分自身を好きになることなんだ

人は、100年くらいしか生きないが、こうして出来上がった仏像は500年は生き続ける生きた証なんだとおっしゃっていました。


仏像彫刻はうまい下手じゃない、いかに情熱をそそげるかが大切なんです。



仏教の教えがリアルに伝わり、素晴らしいプロダクトの精神を教わりました。



すべてに萌え~~~~~~~な講座でした。

そして出来上がった作品がこちら。
時間内にはできず、講座が終わってからも、クリスマスイブにもかかわらず、彫り進めました。まさに聖夜



彫ったお地蔵様を見ていたら、本当に穏やかです。


いつかこの仏像彫刻体験講座レギュラーの中に加えていただきたいと思います。

  


Posted by niconicori at 08:47Comments(0)仏像彫刻