2011年09月05日

曼荼羅の中を歩いたよ♪ 空海と密教美術展 

東京国立博物館で9月25日まで開催中の、空海と密教美術展に行ってきました。




空海は、日本にはじめて密教を伝えたと言われています。
唐に渡り、2年という短期間に、奥義を極め日本に戻ります。

密教の教えを絵画や美術などを用いなければ理解できないと言う、恵果(空海の師匠)と空海の
考えにより、素晴らしい密教美術が生まれました。

空海と密教美術を存分に堪能することができました。



の世界に大きな影響与えた空海
「聾コ指帰」(ロウコシイキ)(教えに暗く聞く耳を持たない者にも教えを指し示す)という書が、豪快に展示されており、一瞬にして、カリスマ空海のとりこになりますface23

空海が青年期に書いたそうですが、その書体の豪快さと、風格、豪快には、一点の曇りもない純粋さを感じますface01




空海が唐からもたらした法具も素晴らしいです。
当時一流の技術者たちが生み出したものであるだけでなく、深い信仰心ゆえに輝きが半端ないicon12



クライマックスは、京都、教王護国寺(東寺)仏像曼荼羅
密教の宇宙観を示す曼荼羅を仏像で立体として表しています。

曼荼羅を仏像で表そうとする発想
空海は天才でありエンターティナーですよね。

仏像のまわりを360度見ることができ、曼荼羅の中を歩くことができます。

まずは、ファンである、梵天様目掛けて一直線face23
こうなったら、誰にもとめられないぜ~。
いいのかと思うくらい、近距離で見ることができます。

前も後ろも左側も右側も、また、ちょっと離れた位置からも、じーっじーっじーっと見つめてみました。

このままここで宿泊させてくれないかなあと本気で思う。icon06

ところで、曼荼羅の間の中を歩く。」これってすごいことですよね。

「仏教世界を歩いているんだよ~」って思うとなんか楽しい~。

沢山の人が、曼荼羅の中で、各々の仏像に見とれていたり、関心している姿を見ていると世の中と勝手に照らし合わせて、なんて幸せ空間なのだろうと思いました。

立体曼荼羅の中には、子供の姿もちらほら。子供たちも楽しそうに仏像を見ているなあとほほえましく思いました。icon12

本来信仰の対象である仏像を楽しく思えるということがまた空海マジックなのかもしれません。

そんなことを思いながら、空海は確実に現代にもメッセージを残しているのだなと思いましたface06


収穫1

梵天様フィギアicon12



icon06細かい部分まで愛しの梵天様です。


収穫2

図録
表紙には空、裏表紙には海
デザインもおしゃれです。素敵なお写真と説明が。大満足です。
エコバック付もあり、ミーハーな私は迷わずそちらを購入。






空海と密教美術展
http://kukai2011.jp/



















  


Posted by niconicori at 22:48Comments(12)展覧会