2011年05月12日
近づきすぎに注意!釈迦三尊 名刹 大本山方広寺 奥山半僧坊
浜名湖湖北のお寺巡りの旅、次のお寺は大本山方広寺 奥山半僧坊です。
東海三ケ日インターより車で30分
山道を登ると
臨済宗 大本山方広寺 奥山半僧坊 があります。
末寺170箇所を擁する、臨済宗方広寺派の大本山です。
地形に合わせて小ぶりに造られた朱塗りの山門

建徳二年(1371年)後醍醐天皇の皇子無文元選禅師によって開創された禅寺です。
半僧坊とは、開山様が、中国から帰国される海上で難破の危機に遭遇した際、半僧坊の力で海難を
免れたことより、奥山半僧坊大権現(おくやまはんそうぼうだいごんげん)
として、寺の守り神として祀られているそうです。
開山禅師が親王なだけに、仏具等には菊のご紋がある格式高いお寺です。
ずっとお参りしたかったお寺
ドキドキします。
車から降りると、お土産やさんが並びます。
方広寺の門を過ぎ、沢山の自然と調和した五百羅漢様が、和やかにニコニコ
出迎えてくれます。
(五百羅漢とは、釈迦の滅後、その教えを広めていこうと集まった阿羅漢(あらかん)達の こと。
五百という数は、弟子の数としても上げられる。)
開山禅師が中国修行時代に、中国の天台宗方広寺に五百羅漢を奉拝したことから
江戸時代の和尚さんにより造られました。
石橋の羅漢は時には四体、時には五体となるという、方広寺の不思議のひとつ。


自然の中で自由に、気ままにといった感じ


現在新たに平成の羅漢として多くの信者さんより、奉納されているそう
仲良く大家族のような感じです。
広い境内に、感覚をあけて配置されている羅漢もいれば、ぎっしりと並んでいらっしゃる羅漢もいれば、どのように考えられて配置されているのかとっても気になる。

方広寺のご神木 半僧杉

大正7年に完成した本堂
間口32m 奥行き27m
おお~と思わず感嘆の声をあげてしまうくらい長い、大きい、立派
中央の 「深奥山」は山岡鉄舟の書だそうです。ここにも、書の達人山岡鉄舟のあしあとが
うれしいです。

本堂に展示されていた絵
とても素敵だなあと思ってパチリ

廊下の感じもとても素敵です

子安地蔵様
やさしい母のような眼差しです。女性的。
抱かれている赤ちゃんの陽気な感じがGOOD!

一木造りの、向拝の上り竜、下り竜は工匠岩五郎の作です。


県文化財 釈迦三尊像 釈迦牟尼仏、脇侍 右手文殊菩薩 左手普賢菩薩
観応2年(1351年)作
(釈迦牟尼仏とは、釈迦を仏(仏陀)として敬う呼び方のこと
文殊菩薩とは、智恵を受けもつ
普賢菩薩とは、慈悲を受けもつ)
基本的に、仏像で釈迦如来様は悟りを開いたお姿ということで
シンプルな格好をしているのですが、こちらの釈迦如来は
きらびやかで豪華!宝冠をかぶっていらっしゃるとても珍しい仏像です。
おしゃれにライトアップされたムーディな空間でライブステージのよう。
端正なお顔立ちで、肉づきもよく、吸い込まれそうです。

目をハートにしながら
近寄りたい!もっともっと、ぐいぐいぐいぐい(かなり怪しい人)
近寄ってみると、
「あっセコムしてますね」
セコムの存在を知る。
残念ながら、近づくには限界がありました

元もと茨城県の清音寺に祀られており、水戸黄門様と縁がある釈迦三尊なのだそうです。
そしてまた、思いがけず出逢ったのが、三体の木喰仏様

(木喰仏とは・・・。
木喰上人とは、江戸時代、特定の寺院や宗派に属さず、南は鹿児島、北は北海道まで、日本全国を旅し、訪れた先に一木造の仏像を刻んでプレゼントした遊行僧。
木喰上人の彫る仏像は、職人の作る伝統的な仏像ではなく、独自の技法と思いが込められた独創的
ですが、庶民に愛され親しまれた仏様です。)
左から、吉祥天様、准胝観音様、子安観音様

このスマイル!ニコニコ過ぎです。
和みます~
木喰仏さまは、自然と微笑んでしまう。微笑むとまた仏様も微笑んでくれてるみたいな
微笑み合いをしている気分です。ニコっ!



方広寺は、とても大きなお寺の為、まだまだ見所が沢山あります。
受付で、ゆっくりまわられても1時間程度かかりますと言われ、時間もあまり無かったので、
急ぎ足で拝観を予定していたのですが、気付けば2時間近く時間が経過しています。
夢中になりすぎて、時間を忘れていた・・・
ある意味めっちゃパワースポット
これだけ満喫したのにも関わらず、更に写真集を購入し、わくわく見ながら駐車場までの道のりを歩いていると
後ろからカメラをもったおじさんが、突然
「ちょ、ちょっとその写真集見せて。」と
思わず渡ししてみると、
「どこで買ったの」と聞かれ、よくよくお話をしてみると
写真集の写真を撮った方が、親戚だというお話でした。すごい偶然!
写真を見ながら、見落としていた寺宝がどこにあるのかなどいろいろ教えてくださいました。
こういう出会いも素敵です。うれしくなりました

方広寺 浜松市引佐町奥山1577-1
東海三ケ日インターより車で30分
山道を登ると
臨済宗 大本山方広寺 奥山半僧坊 があります。
末寺170箇所を擁する、臨済宗方広寺派の大本山です。
地形に合わせて小ぶりに造られた朱塗りの山門

建徳二年(1371年)後醍醐天皇の皇子無文元選禅師によって開創された禅寺です。
半僧坊とは、開山様が、中国から帰国される海上で難破の危機に遭遇した際、半僧坊の力で海難を
免れたことより、奥山半僧坊大権現(おくやまはんそうぼうだいごんげん)
として、寺の守り神として祀られているそうです。
開山禅師が親王なだけに、仏具等には菊のご紋がある格式高いお寺です。
ずっとお参りしたかったお寺

ドキドキします。
車から降りると、お土産やさんが並びます。
方広寺の門を過ぎ、沢山の自然と調和した五百羅漢様が、和やかにニコニコ
出迎えてくれます。
(五百羅漢とは、釈迦の滅後、その教えを広めていこうと集まった阿羅漢(あらかん)達の こと。
五百という数は、弟子の数としても上げられる。)
開山禅師が中国修行時代に、中国の天台宗方広寺に五百羅漢を奉拝したことから
江戸時代の和尚さんにより造られました。
石橋の羅漢は時には四体、時には五体となるという、方広寺の不思議のひとつ。


自然の中で自由に、気ままにといった感じ



現在新たに平成の羅漢として多くの信者さんより、奉納されているそう

仲良く大家族のような感じです。
広い境内に、感覚をあけて配置されている羅漢もいれば、ぎっしりと並んでいらっしゃる羅漢もいれば、どのように考えられて配置されているのかとっても気になる。

方広寺のご神木 半僧杉

大正7年に完成した本堂

間口32m 奥行き27m
おお~と思わず感嘆の声をあげてしまうくらい長い、大きい、立派
中央の 「深奥山」は山岡鉄舟の書だそうです。ここにも、書の達人山岡鉄舟のあしあとが


本堂に展示されていた絵
とても素敵だなあと思ってパチリ

廊下の感じもとても素敵です


子安地蔵様

やさしい母のような眼差しです。女性的。
抱かれている赤ちゃんの陽気な感じがGOOD!

一木造りの、向拝の上り竜、下り竜は工匠岩五郎の作です。


県文化財 釈迦三尊像 釈迦牟尼仏、脇侍 右手文殊菩薩 左手普賢菩薩
観応2年(1351年)作
(釈迦牟尼仏とは、釈迦を仏(仏陀)として敬う呼び方のこと
文殊菩薩とは、智恵を受けもつ
普賢菩薩とは、慈悲を受けもつ)
基本的に、仏像で釈迦如来様は悟りを開いたお姿ということで
シンプルな格好をしているのですが、こちらの釈迦如来は
きらびやかで豪華!宝冠をかぶっていらっしゃるとても珍しい仏像です。
おしゃれにライトアップされたムーディな空間でライブステージのよう。
端正なお顔立ちで、肉づきもよく、吸い込まれそうです。

目をハートにしながら

近寄りたい!もっともっと、ぐいぐいぐいぐい(かなり怪しい人)
近寄ってみると、
「あっセコムしてますね」
セコムの存在を知る。
残念ながら、近づくには限界がありました


元もと茨城県の清音寺に祀られており、水戸黄門様と縁がある釈迦三尊なのだそうです。
そしてまた、思いがけず出逢ったのが、三体の木喰仏様

(木喰仏とは・・・。
木喰上人とは、江戸時代、特定の寺院や宗派に属さず、南は鹿児島、北は北海道まで、日本全国を旅し、訪れた先に一木造の仏像を刻んでプレゼントした遊行僧。
木喰上人の彫る仏像は、職人の作る伝統的な仏像ではなく、独自の技法と思いが込められた独創的
ですが、庶民に愛され親しまれた仏様です。)
左から、吉祥天様、准胝観音様、子安観音様

このスマイル!ニコニコ過ぎです。
和みます~

木喰仏さまは、自然と微笑んでしまう。微笑むとまた仏様も微笑んでくれてるみたいな
微笑み合いをしている気分です。ニコっ!



方広寺は、とても大きなお寺の為、まだまだ見所が沢山あります。
受付で、ゆっくりまわられても1時間程度かかりますと言われ、時間もあまり無かったので、
急ぎ足で拝観を予定していたのですが、気付けば2時間近く時間が経過しています。
夢中になりすぎて、時間を忘れていた・・・

これだけ満喫したのにも関わらず、更に写真集を購入し、わくわく見ながら駐車場までの道のりを歩いていると
後ろからカメラをもったおじさんが、突然
「ちょ、ちょっとその写真集見せて。」と
思わず渡ししてみると、
「どこで買ったの」と聞かれ、よくよくお話をしてみると
写真集の写真を撮った方が、親戚だというお話でした。すごい偶然!
写真を見ながら、見落としていた寺宝がどこにあるのかなどいろいろ教えてくださいました。
こういう出会いも素敵です。うれしくなりました

方広寺 浜松市引佐町奥山1577-1
天狗フライングマウンテン♪ 油山寺
厄除け団子はおいしいよ♪ 法多山尊永寺
奇跡を感じる仏様 龍潭寺(りょうたんじ)
湖の先にある静かで美しい名刹 摩訶耶寺
長い時間と歴史を過ごしてきた阿弥陀様 西楽寺
日本一のトイレの神様 と ねむるべし 禅の名刹 可睡齋
厄除け団子はおいしいよ♪ 法多山尊永寺
奇跡を感じる仏様 龍潭寺(りょうたんじ)
湖の先にある静かで美しい名刹 摩訶耶寺
長い時間と歴史を過ごしてきた阿弥陀様 西楽寺
日本一のトイレの神様 と ねむるべし 禅の名刹 可睡齋
Posted by niconicori at 21:42│Comments(7)
│お寺巡り 静岡県西部
この記事へのコメント
すごい人発見!
私も神社仏閣巡り大好きです。
暇な時にご一緒できれば嬉しいです♥
よろしくお願いします。
私も神社仏閣巡り大好きです。
暇な時にご一緒できれば嬉しいです♥
よろしくお願いします。
Posted by +yoga
at 2011年05月12日 22:00

+yogaさんありがとうございます。
神社仏閣巡りお好きなのですね!
うれしいです♪
本当!ご一緒できたらうれしいです。
+yogaさんこそとても素敵なブログを書かれていて
素敵な方だなあと思います。
ゆっくりブログ拝見させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
神社仏閣巡りお好きなのですね!
うれしいです♪
本当!ご一緒できたらうれしいです。
+yogaさんこそとても素敵なブログを書かれていて
素敵な方だなあと思います。
ゆっくりブログ拝見させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by niconicori
at 2011年05月12日 22:33

こうやって見ると
まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと思います♪
いつもステキな記事をありがとうございます。
まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと思います♪
いつもステキな記事をありがとうございます。
Posted by あきら at 2011年05月13日 15:32
あきらさんありがとうございます♪
あきらさんこそ素敵な記事をありがとうございます。
美しい日本、癒しの日本を大切にしたいですね。
あきらさんこそ素敵な記事をありがとうございます。
美しい日本、癒しの日本を大切にしたいですね。
Posted by niconicori at 2011年05月16日 16:50
またまた素敵なお寺の紹介ありがとうございます♪
随分と男前な釈迦三尊さまですね~!時代は室町あたりでしょうか??先日鎌倉で宝冠釈迦如来さまにお会いしましたよ~^^
また遊びに来ますね!
随分と男前な釈迦三尊さまですね~!時代は室町あたりでしょうか??先日鎌倉で宝冠釈迦如来さまにお会いしましたよ~^^
また遊びに来ますね!
Posted by momococks at 2011年05月17日 11:47
ももさんありがとうございます♪
鎌倉の宝冠釈迦如来様とは!円覚寺さんかな!
うらやましいです。
本当男前で惚れ惚れしてしまう釈迦三尊様です。
脇侍様もイケメンでしたよ~。
鎌倉の宝冠釈迦如来様とは!円覚寺さんかな!
うらやましいです。
本当男前で惚れ惚れしてしまう釈迦三尊様です。
脇侍様もイケメンでしたよ~。
Posted by niconicori
at 2011年05月18日 12:06

はじめまして 私、方広寺本堂の羅漢像の布絵の作者です
御覧いただいたようで、ありがとうございます
半僧坊の烏天狗像も私の作です
市内外に、たくさん作例があります
現在、方広寺本堂で私の仏像教室展を開催中で
機会があれば御覧ください
御覧いただいたようで、ありがとうございます
半僧坊の烏天狗像も私の作です
市内外に、たくさん作例があります
現在、方広寺本堂で私の仏像教室展を開催中で
機会があれば御覧ください
Posted by いけたに雅之 at 2012年08月23日 15:53