2012年03月07日
お堂で讃美歌♪桑原薬師堂
JR函南町駅から歩いて、20分程の場所に、桑原薬師堂はあります。
こちらの薬師堂の仏様は、4月にオープンするかんなみ仏の里美術館に移動されるという話を聞き、
お堂で拝観できる最後のチャンスだと思い、急に思い立って出かけました。

函南町駅を出てしばらく歩くと、山道にさしかかります。
登り道は、坂がきつく、しんどいですが、のどかな風景に癒されます。

静岡のお寺めぐりの醍醐味でしょうか。山をのぼりきった場所に、富士山が見えました♪

歩いて20分くらいで、だんだんとパワースポットな雰囲気が漂いはじめました。

桑原薬師堂



庫裡をたずねてみると、お堂の拝観は、すでに1月いっぱいで終了してしまったそうで、
2月は函南町の管理になっているため、お堂を開けることができないのだそう。
がが~ん!
絶対拝観できると思い込んできたのに。
しかし!
今日は、お堂の検査があるので、少し待っていただければ
確認ができれば、入れるかもしれないということを教えていただきました。
本当にありがたいチャンスに、胸躍らせてしばらく待ちました。

待っている際に、男性と女性のおふたり組が私と同じように拝観に見えたので、
お二人と意気投合し、仏像やお城などの話に花を咲かせてわくわくしながら待ちました。
少しして、お寺の奥様が、穏やかなやさしい笑顔で
「あなたたち本当にラッキーね」と言いながら、お堂を案内してくださいました♪
手にはポットや、ストーブやたくさんの荷物を持たれていました。
それは、お堂が寒いから暖かくしてくれるために奥様が用意してくださったものでした
静寂に包まれたお堂の扉を開けてもらうと、なんだかとっても神聖な空気があふれ出してくる気がしました。

阿弥陀三尊像は、胎内銘より、慶派の「実慶」作とわかったそうです。
桧一木造で、目には水晶がはめ込まれ、表面は漆を塗り、金箔を押し当てる、漆箔です。
台座は、鎌倉時代のもので、細部まで力強く彫られており、高く評価されているのだそうです。

きりっとした端正なお顔立ち。芸術的であり、力強さに圧倒されます。
イギリスの大英博物館にも展示されたことがあるそうで、大好評だったそうです。納得です。

以前は秘仏とされていた、ご本尊の薬師如来様の扉も開けてくださいました。
扉を、開けた瞬間、鳥肌がたつ感触。言葉に説明できない何かを感じずにはいられない気分になりました。
(私、霊感はないのですが。)

ご本尊様、薬師如来様です。
平安時代のカヤ材一木造りです。
薬師如来様の前には、月光、日光菩薩様と囲むように十二神将がいらっしゃいます。

なんて神々しいんだろう。体全体から、光を発しているように感じます。
ずっとこのお堂でお薬師さんのそばにいたいなあ~と感じました。お堂に、宿泊したいくらい!
十二神将も、かなりのイケメンです。江戸時代の修復の際、彩色を施されましたが、現在、順番に修復の際、元の姿に戻しているそうです。
こちらは修復された十二神将です。力強くたくましいです。



お寺の奥様が、讃美歌のオルガン演奏をしてくださいました。
ただならぬ、薬師如来様、仏様の前で讃美歌。
美しい音色がお堂いっぱいに響きわたりました。
手作りのあたたかい薬草茶をいただきながら、このシチュエーション、うるっとしちゃいました。
(だって仏女だもん....涙がでちゃう。)
出会いは奇跡だということ。今ある一刻一刻が生きるということだということ。いろいろなお話も、聞かせてくださいました。
桑原薬師堂の仏様は、4月からかんなみ仏の里美術館で拝見することができます。
いままでは、町内会の方が大切に大切に守ってこられました。
桑原薬師堂で拝見することができないことが、少しさみしく思いましたが、
お堂から近い場所に、かんなみ仏の里美術館の新しい建物見えた時にはなんだかほっとしました。

素敵な出会いに感謝です。

かんなみ仏の里美術館は、2012年4月14日(土)オープンです♪ http://www.kannami-museum.jp/
こちらの薬師堂の仏様は、4月にオープンするかんなみ仏の里美術館に移動されるという話を聞き、
お堂で拝観できる最後のチャンスだと思い、急に思い立って出かけました。

函南町駅を出てしばらく歩くと、山道にさしかかります。
登り道は、坂がきつく、しんどいですが、のどかな風景に癒されます。

静岡のお寺めぐりの醍醐味でしょうか。山をのぼりきった場所に、富士山が見えました♪

歩いて20分くらいで、だんだんとパワースポットな雰囲気が漂いはじめました。

桑原薬師堂



庫裡をたずねてみると、お堂の拝観は、すでに1月いっぱいで終了してしまったそうで、
2月は函南町の管理になっているため、お堂を開けることができないのだそう。
がが~ん!
絶対拝観できると思い込んできたのに。
しかし!
今日は、お堂の検査があるので、少し待っていただければ
確認ができれば、入れるかもしれないということを教えていただきました。
本当にありがたいチャンスに、胸躍らせてしばらく待ちました。

待っている際に、男性と女性のおふたり組が私と同じように拝観に見えたので、
お二人と意気投合し、仏像やお城などの話に花を咲かせてわくわくしながら待ちました。
少しして、お寺の奥様が、穏やかなやさしい笑顔で
「あなたたち本当にラッキーね」と言いながら、お堂を案内してくださいました♪
手にはポットや、ストーブやたくさんの荷物を持たれていました。
それは、お堂が寒いから暖かくしてくれるために奥様が用意してくださったものでした

静寂に包まれたお堂の扉を開けてもらうと、なんだかとっても神聖な空気があふれ出してくる気がしました。

阿弥陀三尊像は、胎内銘より、慶派の「実慶」作とわかったそうです。
桧一木造で、目には水晶がはめ込まれ、表面は漆を塗り、金箔を押し当てる、漆箔です。
台座は、鎌倉時代のもので、細部まで力強く彫られており、高く評価されているのだそうです。

きりっとした端正なお顔立ち。芸術的であり、力強さに圧倒されます。
イギリスの大英博物館にも展示されたことがあるそうで、大好評だったそうです。納得です。


以前は秘仏とされていた、ご本尊の薬師如来様の扉も開けてくださいました。
扉を、開けた瞬間、鳥肌がたつ感触。言葉に説明できない何かを感じずにはいられない気分になりました。
(私、霊感はないのですが。)

ご本尊様、薬師如来様です。
平安時代のカヤ材一木造りです。
薬師如来様の前には、月光、日光菩薩様と囲むように十二神将がいらっしゃいます。

なんて神々しいんだろう。体全体から、光を発しているように感じます。
ずっとこのお堂でお薬師さんのそばにいたいなあ~と感じました。お堂に、宿泊したいくらい!
十二神将も、かなりのイケメンです。江戸時代の修復の際、彩色を施されましたが、現在、順番に修復の際、元の姿に戻しているそうです。
こちらは修復された十二神将です。力強くたくましいです。



お寺の奥様が、讃美歌のオルガン演奏をしてくださいました。
ただならぬ、薬師如来様、仏様の前で讃美歌。
美しい音色がお堂いっぱいに響きわたりました。
手作りのあたたかい薬草茶をいただきながら、このシチュエーション、うるっとしちゃいました。
(だって仏女だもん....涙がでちゃう。)
出会いは奇跡だということ。今ある一刻一刻が生きるということだということ。いろいろなお話も、聞かせてくださいました。
桑原薬師堂の仏様は、4月からかんなみ仏の里美術館で拝見することができます。
いままでは、町内会の方が大切に大切に守ってこられました。
桑原薬師堂で拝見することができないことが、少しさみしく思いましたが、
お堂から近い場所に、かんなみ仏の里美術館の新しい建物見えた時にはなんだかほっとしました。

素敵な出会いに感謝です。

かんなみ仏の里美術館は、2012年4月14日(土)オープンです♪ http://www.kannami-museum.jp/