2011年03月06日

自然と、文学と、仏様に囲まれた静寂なお寺 音羽山 清水寺 

JR静岡駅から、新静岡まで歩き、電車で5分ほど。音羽町駅から
5分程歩いたところに、

音羽山清水寺があります。

静岡県では数少ない、真言宗の寺院1559年当時今川八代守護大名氏輝の遺命により、家臣の朝比奈丹波の守元長が創建。

開山は、京都から迎えられた、尊寿院大僧正道因と伝えられている。

清水寺の由来は、この地の眺望が素晴らしく京都の音羽山清水寺に似ていたことや尊寿院大僧正道因が古都をしのんで名づけたといわれています。

本尊は千手観音尊 観音堂1棟と観音堂厨子1基が、県指定の建造物文化財となっているのですが、
規律が厳しい寺である為、観音堂、薬師堂などの一般公開はしていないとのこと。

門を入ると、一気に静寂に包まれます。






























階段を上ると、寛永12年に造られた、梵鐘があります。
大きくて立派です。






























さらに階段を上ると、
安土桃山時代の建築様式の鮮やかな極彩色の観音堂があります。
徳川家康が建立したとのことです。
とても綺麗です。







美しく描かれた金剛力士にうっとり。キュートな金剛力士様




































また、境内は、松尾芭蕉をはじめとした文学碑が沢山あります。




芭蕉の有名な句 

「駿河路や はなたちばなも 茶のにほひ」の句碑があり。

静寂につつまれた境内とマッチしていて素敵です。





























そして本堂


日本の様式ですが、タイルなどは中国様式が取り入れられているのだとか。
モダンでおしゃれface06





























梵鐘の辺りから、山に登る横道がありましたので、先に進んでみます。
あちらこちらに、千手観音様や、聖観音様らしき石仏がいらっしゃいます。








登りきると、広い公園となっています。
ちょっとしたお散歩コースのようです。



木々の間から、静岡市内が見えます。
景色がいいです。

デートスポットにもいいかもicon06
































よく、静岡の山で見かけるみかんを運ぶ・・・。






























みかんの木。
レールで車に積んで運ぶほどの量では?と思います。






























先ほど登ってきた道とは別の道から、下山。

天狗の持ってる葉っぱが。
静寂な山ですから、天狗も居心地がいいはず。


下山してみると公園が。公園では、おじいちゃんたちが、将棋を楽しんでいらっしゃいました。
暖かいしほのぼの。


静岡の清水寺は、自然につつまれたほのぼの穏やかなお寺でした。

7月9日に清水祭が、行われたくさんの人が訪れるそうです。7月9日は、四万八千功徳日(しまんはっせんくどくにち)に当たる日で、この日に参拝すれば一生分の幸福がもらえるといわれています。

徳川家康が千手観音を寄進した際に、この観音様にあやかるため厄除け開運の大祈願を行ったのだとか。

瓦職人たちが花火を上げたのが始まりといわれていますface22


静岡市葵区音羽27-8 電話:054-246-9333
  


Posted by niconicori at 15:47Comments(6)お寺巡り 静岡県中部